日本製にこだわったラインナップで登場の『和心』
読み方は『わこころ』
古代より日本を意味する「和」
人と人とのつながりを意味する「和」
そんな日本の「心」を込めた商品をお届けします。

バンドには日本伝統の工芸技術を用いた材料を使用し、
ケース・裏蓋・ガラス・リューズに至るまで日本製となっております。

-TATAMI-

畳は世界に類のない日本固有の文化であり、畳の原点は大昔から存在するといわれています。
現代の畳に近づくのは平安時代に入ってからであり、床板に敷くクッションの一種の様な感覚で使用され、
使う人の階級により大きさや緑の色が定められていました。
室町時代にはいると部屋全体に敷かれる様式があらわれ、茶道の拡大に伴い正座と共に普及してきました。
江戸時代には畳そのものが重要な建築物の要素としてみなさえれるようになり、
日本建築の特徴的なものとなっております。
『和心』のバンドには畳の装飾部分である縁生地を使用しています。

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畳シリーズに待望の薄型ニューモデルが登場。ケース素材にステンレスSUS821L1を採用した上級モデル。

宇陀印傳 -UDAINDEN-

印傳とは、鹿などの皮をなめした素材に染色を施し漆で模様を描いたもので、
カバンや小物入れなどの素材に用いられています。
『和心』に使用する宇陀印傳は、天平工人の技によって奈良時代に製作されたのが始まりとされ、
印傳唯一の国宝が東大寺(奈良)に残っており、
また正倉院の宝物にも印傳の技法を用いた鞍が残されています。
武家時代になると「本燻染(ほんくすべぞめ)」という製法が登場し、
その丈夫さ美しさから甲冑などの武具にも使用されていました。
時代と共に皮革の揉製技術も改良され、近年の宇陀印傳製品は、
実用性に気品と優雅さを備えたものとなっております。

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江戸組紐 -EDOKUMIHIMO-

組紐とは、絹糸を用い、編み上げる技術であり、3,500種もの組み方があると言われています。
鎌倉時代には武具の一部、安土桃山時代には茶道具の飾り紐として使われました。
明治の廃刀令以降、刀剣の飾りとしての需要はなくなりましたが、帯締めの用途を中心に和服の装身具として定着しています。
和心の江戸組紐は、純国産糸から組み上げられており、
質感は光沢とふっくら感とあったかさのあるよう
伝統継承する組紐職人の技で「空気」をも組み込みながらしっかりと仕上げられています。

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ピアノレザー -PIANO-

こだわりの天然皮革ピアノレザーは、しなやかでしっとりとした革で、
植物の樹液タンニン(ベジタブルタンニン)なめしを施した薄手のヌメ革です。
『和心』で使用している栃木レザー株式会社製のピアノレザーは、使い込むほどに味わいが増し、革が曲がると色の濃淡が変化するなど、使う人により「個性」や「味」の違いを生かせるレザーです。
「ピアノレザー」という名前の由来は、楽器のピアノが弾く人により、音色が変わるように、この革も使い手により味わいが変わるというところからきています。

栃木レザー素材証明書の
赤タグをお付けします。

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博多織 -HAKATAORI-

博多織とは、福岡県博多地域特産の絹織物で、より伝統的工芸品に指定されています。
博多織は細い経糸(たていと)を多く用い、太い緯糸(よこいと)を筬で強く打ち込むことで、ハリとコシが生まれ、中でも博多帯の締め心地には定評があり、締める際には「キュッキュッ」と絹鳴りがするのが特徴です。
その歴史は、江戸時代に筑前を領有していた黒田長政が、幕府への献上品として博多織を献上したことより、有名な「博多献上帯」が生まれたと伝えられています。 現代の時代劇などでも、江戸時代の武士のほとんどが献上柄の博多帯を締めています。
武士が命よりも大切にした刀、そのさやが抜けないよう、よく締まる博多帯を愛用していたことが窺がえます。今では博多の地名とともに博多献上帯として広く知られるようになりました。
『和心』のバンドは博多献上帯の華皿模様をメインに、定革・遊革は独鈷模様の生地を使用しました。

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東京豚革 -TOKYO PIGSKIN-

ピッグスキンは、日本国内で唯一自給自足できる革原皮です。全国でも10数件しか残っていないピッグスキンタンナーにより国内で生産され、その生産量の約8割が東京・墨田区で製造されています。
表面の強さや引張強度などの面でも、非常に優秀なオールマイティーな素材であり、ファッションのメッカ・東京で生産している好条件から、有能な職人とその技を生かした、高付加価値な素材表現も魅力のひとつです。
西欧の名だたる高級ブランドの最高モデルで使用されるピッグスキンですが、何よりも価値のあることは、伝統的で安心して使用できる日本産素材であり、日本から輸出される数少ない革ということです。

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製品概要 -PRODUCT OUTLINE-

1、ケース

ケースは、昭和39年(1964年)創業の埼玉県の自社工場にて製造しています。
国内大手腕時計メーカーに提供してきた技術を活かし、加工に関する全ての工程を自社工場で行っております。
メッキには、近年イオンプレーティングメッキ(IPメッキ)が主流となっている中で、金色には湿式3ミクロンの22金メッキ、銀色にはパラジウムメッキを用いている為、人工的な色合いでは無く金色や銀色本来の上質な色と輝きになっています。

2、バンド

和心に使用しているバンド本体の素材は全て国産品を使用しています。
厳選した国産生地の中でも日本独特の素材を使用し、風合いを崩さずバンドに適しているか、使い心地を満足して頂けるか等の基準を設け、幾度となく試作を繰り返し商品化に至った拘りあるバンドです。
日本人の心に響き、国外の人々にも日本の良さを伝えられるバンドとなっています。


宇陀印傳

明治17年創業の高級鹿革老舗メーカー『藤岡勇吉本店』の
鹿革を使用しています。

埼玉県戸田市の畳店から仕入れた
本物の畳の縁を素材として使用しています。

ピアノレザー

昭和12年創業の革メーカー栃木レザー株式会社製
ピアノレザーを使用しています。

栃木レザー素材証明書の
赤タグをお付けします。

江戸組紐

昭和38年創業の和装小物メーカー株式会社龍工房の
江戸組紐を使用しています。

博多織

明治29年創業の老舗メーカー『森博多織株式会社』の
生地を使用しています。

東京豚革

東京都で加工された豚革のみを
使用しています。

会社概要 -CORPORATE PROFILE-

株式会社 和工

私共はおかげさまで半世紀を腕時計一本で生業を立ております。
昭和39年7月に腕時計のケース工場として戸田市に和工製作所を立ち上げ、各メーカーにケースを納めてきました。
情勢変化により、多くの企業が中国へ進出し弊社に残されたのはケースを作る技術だけでした。
ですが、その技術を生かしケースだけではなく腕時計を作りあげる技術を確立し、日本製の腕時計を製造、販売するに至りました。
平成2年には現在の(株)和工に社名変更をし現在に至るのですが、やはり時代の流れには逆らえず、自身も中国へと製造拠点を移さざるを得ませんでした。
ですが、わずかながらにも自社工場を稼働させ日本製のケースを製作しているのでケースは社内で製造をし、バンドにも工夫を凝らした日本が誇る職人技をちりばめた商品にしたいと考えるようになり、今回の企画へとつながりました。
日本の技術、伝統を融合させるところから「和」その心を大切にしたいところから「心」その二つの思いをブランドに込めました。
ブランド名「和心」は伝統と日本の心を感じさせる時計となっております。